「胃が痛む」「食欲がない」「下痢や便秘をくり返す」。こうした胃腸の不調は、食べ物だけでなく、ストレスや緊張の影響を受けていることがあります。出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。
ストレスを感じると、体は無意識にがんばるモードへ入りやすくなります。そのとき深く関わるのが自律神経です。胃腸は自律神経の影響を受けやすい場所なので、心の負担が体のサインとして表れることがあります。
ストレスが胃腸に出やすい理由
胃は「攻める力」と「守る力」のバランスで働いている
胃では、食べ物を消化する胃酸と、胃の粘膜を守る粘液がバランスを取りながら働いています。ところが緊張やプレッシャーが続くと、交感神経が優位になり、胃の血流や粘液の分泌が乱れやすくなります。
その結果、胃が重い、みぞおちが張る、食欲がわきにくい、吐き気がするなどの違和感につながることがあります。検査で大きな異常が見つからない胃の不調については、機能性ディスペプシアの考え方も参考になります。
腸もストレスの影響を受けやすい
腸は、食べ物を運ぶリズムや水分の調整を行っています。この働きも自律神経と関わるため、緊張が強い日や忙しい時期に、お腹がゆるくなったり便秘気味になったりする方がいます。
下痢と便秘をくり返す、外出前にお腹が不安になる、ストレスで腹痛が出やすい場合は、過敏性腸症候群(IBS)に近い状態として考えることもあります。
思い当たるサインはありますか
- 胃が痛む、胃もたれしやすい
- 食欲がない、吐き気が出ることがある
- 下痢や便秘をくり返しやすい
- 眠りが浅く、朝からすっきりしにくい
- 気分が落ち込みやすい、イライラしやすい
ひとつだけで判断する必要はありません。ただ、胃腸のサインと気分・睡眠・疲れやすさが重なっているときは、胃だけ、腸だけを見るよりも、自律神経の乱れを含めて体全体を見直すことが大切です。
今日からできる自律神経ケア
まずは呼吸をゆっくりにする
ストレスそのものをゼロにするのは簡単ではありません。だからこそ、体ががんばり続けないように、短い休憩をこまめに入れることが大切です。数回だけでも、鼻から吸って、口から長めに吐く呼吸を試してみてください。
お腹を冷やさず、緊張をほどく
お腹まわりが冷えていると、胃腸の動きが重たく感じられることがあります。腹巻きや湯たんぽ、ぬるめのお風呂などで、無理のない範囲で温めてみましょう。温めながら腹式呼吸をすると、力が入りっぱなしだった体に気づきやすくなります。
食事・睡眠・動きを小さく整える
発酵食品や野菜を少し足す、夜遅い食事を控える、軽く歩く、寝る前のスマホ時間を短くする。大きなことを一気に変えるより、続けやすい小さな習慣のほうが、胃腸と自律神経には合いやすい場合があります。
長引く不調はひとりで抱え込まない
強い腹痛、血便、急な体重減少、発熱を伴う症状がある場合は、まず医療機関で確認してください。検査で大きな異常がなくてもつらさが続くときは、胃腸と自律神経の両面から体を見直す選択肢があります。
山岡鍼灸院では、胃腸の不調や自律神経の乱れでお困りの方に、整動鍼®の考え方をもとにした施術を行っています。今日できることをひとつ選び、体が少し休まる時間をつくってみてください。小さな変化を重ねることが、体を見直すきっかけになります。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
