こんにちは。出雲市にある山岡鍼灸院、院長の古瀬です。今回は「むち打ち(頸椎捻挫)のあと、首の違和感がなかなか取れない」というお悩みについてお話しします。事故やケガから何年も経っているのに、上を向いたときの詰まり感や重だるさが残っている方、意外と多くいらっしゃいます。
むち打ちの痛みは長引きやすいと言われています
交通事故などで首が大きく揺さぶられる「むち打ち」は、初期の炎症や痛みが落ち着いたあとも、じんわりとした痛みや動かしにくさが長く残ることがあると言われています。検査上は特に問題がないと言われても、本人にしかわからない違和感がずっと続いている、というケースも少なくないようです。
ケガそのものが治っても、違和感が残ることがある
むち打ちの直接的なダメージ(靱帯や関節まわりの損傷)は治療によって落ち着いていきますが、その後に残る「じどーんとした痛み」や「詰まり感」は、また別の要因が関わっていると考えられています。ケガをした場所そのものだけを見ていても、なかなか改善のきっかけがつかめないことがあります。
原因は「首」だけでなく「背中」にあると考えられています
事故やケガの瞬間、衝撃を受けているのは首だけではありません。とっさに体をこわばらせたときに、背中や肩甲骨まわりにも強い緊張が入っていることが多いと言われています。この背中の深い部分の緊張がそのまま残ってしまうと、首を支える土台がこわばった状態が続き、首の違和感がいつまでも取れにくくなる、という見方があります。
表面のマッサージでは届きにくい深さにある
背中の深部にできた緊張は、表面を揉みほぐすような刺激だけでは十分に届きにくいことがあります。「マッサージに通っても、そのときだけしか楽にならない」と感じる方は、この深さの問題が関係しているかもしれません。
整動鍼®では首だけを診ません
当院で行っている整動鍼®では、痛みが出ている首そのものだけでなく、背中・肩甲骨、そして腹診によるお腹の状態まで含めて、体全体の連動の乱れがどこにあるかを見極めていきます。「首が痛いから首に鍼をたくさん打つ」のではなく、原因となっている連動のズレを見つけて整えることを大切にしており、少ない本数の鍼で施術を行います。慢性的な肩こり・首のこりでお悩みの方へのご案内もあわせてご覧ください。
自律神経の乱れが重なっていることも
事故やケガの直後は、体だけでなく心にも大きな負担がかかっていることがあります。その緊張状態が長引くと、自律神経のバランスにも影響し、首や背中の力が抜けにくくなると言われています。首の痛みと合わせて、寝つきの悪さやだるさが気になる方は、この点も関係しているかもしれません。
ご自宅でできるセルフケア
同じ姿勢を長時間キープしない
デスクワークやスマートフォンの操作で同じ姿勢が続くと、背中や首の緊張が抜けにくくなります。1時間に一度は肩や背中を軽く動かす時間をつくってみましょう。
無理に首を回さない
違和感があるときに首を大きく回してほぐそうとすると、かえって負担になることがあります。まずは肩甲骨を寄せたり開いたりする動きから、無理のない範囲で試してみてください。
深呼吸で背中の緊張をゆるめる
ゆっくりと深呼吸をすると、背中まわりの筋肉が自然とゆるみやすくなると言われています。息を吐くときに背中が広がるイメージを持ちながら、1日数回試してみるとよいでしょう。
※本記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
