出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。「もんでもすぐ元に戻る」「首も肩もずっと重だるい」——肩こり・首こりは、多くの方が長くつき合っているお悩みです。今回は、なぜこりがなかなか取れないのか、そして整動鍼®では体をどう見ていくのかについてお伝えします。
肩こり・首こりは身近な「国民的なお悩み」
肩こりは、日本では「およそ10人に1人がかかえている」とも言われるほど身近なお悩みです。原因はひとつではなく、長時間のパソコンやスマホ作業、姿勢のくせ、冷え、忙しさ、ストレスなど、いくつもの要素が重なって起こると考えられています。「肩身がせまい」という言葉があるように、気をつかったり、がまんを重ねたりすることが、知らないうちに肩や首の緊張につながっている方も少なくありません。
なぜ首や肩はこりやすいのか
重い頭を支え続ける働き者
頭の重さは、体重のおよそ1割ほどあると言われます。首と肩は、その重い頭を一日中支え、目線を安定させ、体を動かすときにも働き続けています。とても働き者の場所なので、無理が重なれば疲れがたまりやすいのも自然なことです。もんでも戻ってしまうのは、こっている場所そのものより、体の使い方や全身の状態に原因がかくれていることがあるためです。
放っておくと出やすい不調
首や肩のこりが続くと、頭痛やめまい、目の疲れ、あごのだるさなどをともなうことがあると言われています。心や体の緊張が続いて自律神経のバランスが乱れると、こりが取れにくく感じることもあります。気になる不調が重なっているときは、肩だけの問題ととらえず、体全体をふり返ってみることが大切です。
整動鍼®では「全身」から考える
整動鍼®では、こっている肩や首だけをほぐすのではなく、体全体のつながりをみていきます。腰や背中、手足の動きのかたよりが、肩や首のこりに影響していることが少なくないからです。腹診でお腹のこわばりも確かめながら、それに対応するツボを使い、少ない鍼で体のバランスを整えていきます。目指すのは、つらさが少しでもやわらぎ、ご自身の回復する力が働きやすい状態です。ただし、効果には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。
今日からできるセルフケア
- 30分〜1時間に一度は立ち上がり、肩を大きく回して同じ姿勢を続けない
- スマホやパソコンの画面を目線の高さに近づけ、うつむく時間を減らす
- 湯船にゆっくりつかって、首・肩を温めて力をゆるめる
- 深い呼吸をくり返し、気づかないうちに入っている肩の力をぬく
どれも特別な道具はいりません。できそうなものから、ゆるく続けてみてください。
※本記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。強い痛みやしびれ、手の力が入りにくいといった症状をともなう場合は、まず医療機関にご相談ください。症状が続く場合も、早めに専門家にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
