こんにちは。出雲市にある山岡鍼灸院、院長の古瀬です。今回は「腰痛がなかなか良くならない」というお悩みについて、少し違った角度からお話しします。それは、痛みそのものだけでなく「また痛くなるかもしれない」という不安が、体の状態に影響しているかもしれない、というお話です。
「硬いから痛いのか、痛いから硬いのか」
腰痛のご相談を受けていると、「腰が硬いから痛い」と考える方が多いのですが、実際には「痛みがあるから、かばおうとして硬くなる」という順番のことも少なくないと言われています。どちらが先かは人によって異なり、この因果関係を丁寧に見極めることが、施術の入り口として大切だと考えています。腰痛・ぎっくり腰でお悩みの方は、まずこの「順番」を一緒に整理するところから始めています。
痛み・不安・体の硬さは、ぐるぐる循環していると言われています
腰痛が長引くと、「また痛くなったらどうしよう」という不安が生まれやすくなります。この不安があると、無意識に体をかばう姿勢をとったり、動かす範囲を狭めたりすることがあると言われています。すると筋肉はさらに緊張し、その緊張がまた痛みを呼び、痛みがまた不安を強める……というように、痛み・不安・体の硬さが循環してしまうケースがあるようです。
「動かすのが怖い」が回復の妨げになることも
痛みへの恐怖から体を動かさなくなると、かえって筋肉が硬くなり、回復が遠のいてしまうことがあると言われています。「痛いから安静に」と考えがちですが、必要以上に動きを制限しすぎないことも、回復の助けになる場合があるようです。もちろん、動かして良い範囲かどうかは自己判断せず、専門家に相談しながら見極めることが大切です。
整動鍼®では「動きの中の原因」を探します
当院で行っている整動鍼®では、じっとした状態だけでなく、前屈などの実際の動作の中で「どこが過剰に動いていて、どこが動きにくいか」を確認しながら、原因となっている部位を探っていきます。腰そのものだけでなく、股関節や背中、腹診によるお腹の状態まで含めて体全体の連動を見ることで、痛みの根本にアプローチすることを大切にしています。年齢や生活環境、これまでの経過などもうかがいながら、お一人おひとりに合わせた施術を行っています。
自律神経の緊張が重なっていることも
痛みへの不安が続くと、体だけでなく自律神経のバランスにも影響し、常に体がこわばりやすい状態になると言われています。腰の痛みと合わせて、寝つきの悪さやだるさも気になる方は、この点も関係しているかもしれません。
ご自宅でできるセルフケア
「動ける範囲」を少しずつ確認する
痛みが強い時期を過ぎたら、無理のない範囲で少しずつ体を動かし、「どこまでなら大丈夫か」を確認してみましょう。動かせる範囲がわかると、不安が和らぐきっかけになることがあります。
深呼吸で体の緊張をゆるめる
不安を感じると呼吸が浅くなりやすいと言われています。ゆっくり深呼吸をして、肩や腰の力を抜く時間を意識的に作ってみてください。
同じ姿勢を続けない
長時間同じ姿勢でいると、腰まわりの緊張が抜けにくくなります。デスクワークや家事の合間に、軽く立ち上がって体を伸ばす習慣をつけてみましょう。肩こり・首こりを併せてお持ちの方にも同じことが言えます。
※本記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
