こんにちは。出雲市にある山岡鍼灸院、院長の古瀬です。「年齢のせいかな」「昔から膝が悪いから仕方ない」と思いながら、膝の痛みと長く付き合っている方は少なくありません。今回は、膝の痛みがなかなか改善しにくい理由と、ご自宅でできるセルフケアについてお話しします。
膝だけをマッサージしても、痛みが引きにくい理由
膝が痛いとき、多くの方は膝そのものを揉んだり、湿布を貼ったりして対処されます。患部をいたわることはもちろん大切ですが、それだけではなかなか改善しないケースが多くあります。というのも、膝の痛みの原因は、膝そのものではなく、股関節や足首など「別の場所」にあることが多いからです。
膝痛の背景にある「股関節」と「足首」
股関節がかたいと、膝への負担が増える
歩いたり階段を上り下りしたりするとき、本来は股関節が大きく動いて体重を受け止める役割を担っています。しかし股関節の動きが硬くなっていると、その分の負担が膝に集中しやすくなると言われています。
足首の動きが悪いと、膝が踏ん張ってしまう
同様に、足首の動きが制限されていると、着地のときの衝撃を膝が吸収することになりやすくなります。デスクワークなどで座っている時間が長い方は、股関節も足首も硬くなりやすく、知らず知らずのうちに膝への負担が積み重なっていきます。
整動鍼®で考える「全身のつながり」
当院で行っている整動鍼®は、痛みのある場所だけでなく、体全体のつながりを見ながら施術を行う鍼灸の手法です。膝の痛みであれば、股関節や足首、時には腰やお腹まわりの状態も確認しながら、関連する筋肉の働きを整えていきます。当院では腹診(お腹の状態を手で確認する診察方法)も取り入れており、体の緊張やバランスを把握する手がかりの一つとしています。
「筋力をつければ膝痛は治る」と言われることもありますが、筋力強化だけでは改善しにくい膝の痛みもあると言われています。体重や年齢だけが原因ではなく、いくつかの要因が重なって痛みが出ていることが多いため、体全体のバランスを見ていくことが大切だと考えています。
ご自宅でできるセルフケア
股関節をやわらかく動かす
椅子に座った状態で、片方の足首をもう一方の膝の上にのせ、上半身をゆっくり前に倒します。股関節の前から外側がじんわり伸びる程度で、深呼吸しながら20〜30秒キープしましょう。
足首をゆっくり回す
座ったまま、または仰向けの状態で、足首を大きくゆっくり回します。1方向につき10回程度を目安に、両足行いましょう。動きが硬いと感じる側は、無理のない範囲で構いません。
ポイントは「痛みを我慢して伸ばさない」ことです。心地よいと感じる範囲で、無理なく続けてみてください。
こんな場合は早めにご相談ください
急に膝が腫れて熱を持っている、階段の上り下りで膝がガクッと崩れる感じがある、安静にしていても痛みが強い、といった場合は、自己判断でセルフケアを続けず、早めに医療機関や当院にご相談ください。早い段階でご相談いただくほど、施術の回数や期間の負担も少なくなる傾向があると言われています。
※本記事は健康情報の提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
