出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。今回は少し趣向を変えて、私が鍼灸院を開業する場所として選んだ、島根県出雲市上岡田町についてお話しさせてください。
自然がそっと背中をゆるめてくれる場所
上岡田は、のどかな田園風景が広がる、静かな地域です。車の音よりも風の音のほうがよく聞こえるような、穏やかな空気に包まれた土地でした。初めてこの場所を訪れたとき、「ここでなら呼吸が深くなるかもしれない」と感じたのを、今でもはっきり覚えています。施術を通してお伝えしたいのは、ただ症状を治すことだけではなく、心と身体を整える時間です。臨床歴7年の中で数多くの患者さまと向き合ってきましたが、その時間の質を左右するのは施術の技術だけではなく、場所そのものが持つちからも大きいのではないかと感じるようになりました。
胃腸・自律神経と向き合う施術のかたち
当院で行っている整動鍼®は、少ない鍼で身体全体のバランスに働きかける施術です。あわせて腹診を通してお腹の状態を確認しながら、胃腸や自律神経の不調でお困りの方に施術を提供しています。緊張がゆるみやすい環境そのものが、施術の時間を後押ししてくれるように感じています。
人のあたたかさに惹かれて
もうひとつ、この土地を選んだ理由があります。それは、上岡田で出会った方々のあたたかさです。どなたも優しく親しみやすく、不思議と自分らしく居られると感じられる空気がありました。初めてお会いする方とも、肩肘張らずに会話ができる。そんな距離感に、自然と惹かれていきました。「この場所でなら、一人ひとりと丁寧に向き合っていけそうだ」。そう思えたことが、開業を決める大きなきっかけになりました。
自宅の一角からはじめる、等身大の一歩
今回の開業は、自宅の一部を施術スペースとして活用するところからのスタートです。最初から大きく構えるのではなく、まずは無理のない形で、目の前の患者さまと誠実に向き合うこと。それを大切にしたいと考えています。「できることを、できる範囲で、丁寧に届ける」。その姿勢を守りやすいのも、この場所だからこそかもしれません。
迷いの先に選んだ、上岡田という場所
開業を決めるまでには、正直なところ迷いもありました。都市部の便利な場所のほうが人は集まりやすいのではないか、そんな考えもよぎりました。それでも最終的に上岡田を選んだのは、通いやすさよりも先に、患者さまが心から落ち着ける空間であることを優先したかったからです。胃腸や自律神経の不調は、緊張や焦りが強い環境ではなかなか整いにくいものだと、これまでの臨床の中で感じてきました。だからこそ、来院された瞬間から少しずつ肩の力が抜けていくような、そんな場所を選びたいと思ったのです。
地域とともに、ゆっくり育てていきたい
自然の流れに寄り添うように、地域の方とのつながりを少しずつ深めながら、この場所で自分らしい鍼灸院を育てていきたいと思っています。胃腸の不調が続く方も、頭痛や自律神経の乱れを感じている方も、上岡田のこの風景の中でご自身のペースを取り戻していける時間をお届けできたらうれしいです。気になる方は、無理のない範囲で当院までお声がけください。
※本記事は院長の個人的な開業エピソードを紹介したものであり、施術の効果を保証するものではありません。気になる症状が続く場合は、医療機関へのご相談もあわせてご検討ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
