「鍼って、毎回新しいものを使っているんですか?」「前の人に使った鍼を消毒して使い回していたりしないの?」――はじめて鍼灸院に来られる方から、とてもよくいただくご質問です。体に直接ふれる道具だからこそ、気になるのは当然のことだと思います。
今回は、出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。当院で使っている鍼や道具の扱い、衛生面で大切にしていることを、できるだけわかりやすくお伝えします。
当院の鍼はすべて「使い捨て」です
山岡鍼灸院では、すべての施術で使い捨て(ディスポーザブル)の鍼を使用しています。施術のたびに新しい鍼を開封し、使い終わった鍼はその場で廃棄します。ほかの方に使った鍼を、あなたの体に使うことはありません。
また、鍼を置いておくシャーレ(受け皿)も、毎回使い捨てのタイプを採用しています。鍼そのものだけでなく、鍼にふれる道具まで「一人ひとり新しいもの」を使うことを基本にしています。
なぜ「使い捨て」にこだわるのか
鍼は髪の毛ほどの細さとはいえ、皮膚を通して体にふれる道具です。だからこそ、どれだけていねいに洗浄・消毒したとしても「前に誰かが使ったもの」が残らない状態にしておくことが、いちばんわかりやすい安心につながると考えています。現在は使い捨ての鍼を使う鍼灸院が多くなっていますが、当院でもこの考え方を大切にしています。
「新しいものを開けて、使ったら手放す」。とてもシンプルな決まりごとですが、毎回きちんと守り続けることこそが、施術を受ける方に安心していただくための土台になると考えています。
こんな方にこそ知っておいてほしいこと
衛生面のご質問は、次のような方から特に多くいただきます。
- 衛生面がどうしても気になって、鍼灸に踏み切れずにいる方
- 感染症やアレルギーのことが心配な方
- 以前ほかの場所で施術を受けて、道具の扱いが気になった経験がある方
- ご家族に鍼灸をすすめたいけれど、安全面を確かめておきたい方
「こんなことを聞いたら失礼かな」と遠慮される方もいらっしゃいますが、まったくそんなことはありません。安心して施術を受けていただくためにも、気になる点は事前に確認していただくのがいちばんだと考えています。
安心して体をゆだねてもらうために
不安が少ないほど、体はゆるみやすい
当院は、ストレスによるお腹の不調や、自律神経の乱れからくる眠りづらさ・疲れの抜けにくさなどに向き合う鍼灸院です。こうした不調は、緊張や不安と深く関わっているといわれています。「この道具は大丈夫かな」と心のどこかで身構えたままでは、体もなかなかゆるみにくいものです。
だからこそ、衛生管理は「当たり前のこと」として徹底し、施術そのものに安心して集中していただける環境づくりを大切にしています。お腹の不調については過敏性腸症候群(IBS)のページ、自律神経との関係については自律神経の不調のページでも詳しくご紹介しています。
少ない鍼で、ていねいに
当院の施術は整動鍼®の考え方をもとに、体の反応を確かめながら少ない鍼で対応することを基本にしています。どこにどのくらい鍼を使うのか、気になることがあれば施術中でも遠慮なくお声がけください。はじめての方へのご案内は「はじめての鍼灸」で大切にしていることにもまとめています。
気になることは、いつでもご相談ください
鍼灸は、受ける前の「わからない」が不安につながりやすいものです。衛生面に限らず、痛みのこと、服装のこと、施術後の過ごし方など、小さな疑問でもかまいません。今すぐの予約でなくても、「そういえば、あそこは道具まで使い捨てだったな」と、ふと思い出していただけたらうれしいです。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
元記事:noteで読む
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
