「毎日お薬を飲んでいるけれど、鍼灸を受けても問題ないのかな」――はじめて鍼灸院を検討される方から、とても多くいただくご質問です。
持病があって通院中の方や、眠りや気持ちの不安定さのためにお薬を使っている方ほど、「鍼との組み合わせで体に負担がかからないか」と慎重になるのは当然のことだと思います。今回は出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が、お薬を飲んでいる方が鍼灸を受けるときの考え方と、事前にお伝えいただきたいことを解説します。
結論:お薬を飲んでいても、多くの場合は鍼灸を受けていただけます
先にお答えすると、お薬を服用中であることだけを理由に、鍼灸が受けられなくなることは基本的にありません。実際に当院でも、次のような方に施術を受けていただいています。
- 高血圧や糖尿病のお薬を続けている方
- 睡眠薬や抗不安薬を使っている方
- 胃腸の不調で処方薬を飲みながら過ごしている方
鍼灸はお薬の代わりになるものではなく、お薬による治療と並行しながら、体全体のめぐりやバランスを整えていくことを目指すものです。主治医の先生のもとで続けている治療は、自己判断でやめたり量を変えたりせず、これまでどおり続けてくださいね。
それでも事前にお薬のことを伺う理由
「大丈夫なら、言わなくてもいいのでは?」と思われるかもしれません。ですが、お薬の種類によっては体の反応の出方が変わることがあるため、施術の前に把握しておくことがとても大切です。
刺激の強さや施術の範囲を調整するため
たとえば、血液をサラサラにするお薬を使っている方は、内出血が起こりやすい場合があります。また、眠りを助けるお薬や気持ちを落ち着けるお薬を使っている方は、施術後にいつもより眠気やだるさを感じやすいこともあります。こうした点をあらかじめ知っておくことで、鍼の本数や刺激の量、施術する場所を体の状態に合わせて調整できます。
体の状態を正しく読み取るため
お薬の影響で、脈やお腹の張り、皮膚の状態などに変化が出ていることもあります。服用中のお薬を知っておくと、いま感じている不調が体のどこから来ているのかを、より丁寧に見立てやすくなります。当院では整動鍼®を用い、できるだけ少ない鍼で体の反応を引き出すことを心がけています。
初回カウンセリングで教えていただきたいこと
難しく考えなくて大丈夫です。次のような内容を、わかる範囲で教えていただければ十分です。
- いま飲んでいるお薬の名前(お薬手帳をお持ちいただくと確実です)
- 主治医から言われている注意点や、運動・入浴などの制限
- 最近お薬が変わった、量が増えた・減ったといった変化
「この薬は言わなくてもいいかな」と迷うものほど、念のためお伝えいただけると安心です。また、主治医の先生に「鍼灸を受けてもよいか」を一度確認しておくと、ご自身も落ち着いて施術を受けやすくなると思います。
お薬と付き合いながら、体を整えていくという選択
山岡鍼灸院は、島根県出雲市で「おなかとこころの不調」に寄り添うことを大切にしている鍼灸院です。お薬を続けながらも、なかなかすっきりしない不調を抱えて来られる方が少なくありません。
- 便秘と下痢をくり返す、お腹の張りやガスが気になる(過敏性腸症候群(IBS)について)
- 胃もたれや食後の重さが続く(機能性ディスペプシアについて)
- 緊張が抜けない、眠りが浅いといった自律神経の揺らぎ(自律神経の乱れについて)
はじめての方が来院してからどのような流れで施術を受けるのかは、初めての鍼灸 来院から施術までの流れにまとめていますので、あわせてご覧ください。
「薬を飲んでいるけれど、相談してもいいのかな」という段階のご質問でもかまいません。今すぐでなくても、体のことで迷ったときに「そういえば、あの鍼灸院があったな」と思い出していただければうれしいです。ご自身のペースで、無理のない範囲でご検討ください。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。服用中のお薬については、主治医・薬剤師の指示に従ってください。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
