出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。「急に胸がドキドキして、このまま大丈夫かと不安になる」「病院の検査では異常なしと言われたのに、なんだか落ち着かない」――動悸については、こうしたご相談をとても多くいただきます。この記事では、動悸が気になるときにまず確認したいことと、検査で異常が見つからない場合に体の中で起きていると考えられること、日常でできる工夫を順に整理していきます。
まず最初に確認してほしいこと
動悸と一緒に、次のような症状がある場合は、迷わずすぐに医療機関を受診してください。
- 胸の強い痛みや締めつけ感がある
- 呼吸が苦しい、息が十分に吸えない
- 手足のしびれや、意識が遠のく感じがある
心臓や血管、甲状腺などの病気が隠れていることもあるため、まずは医療機関で確認してもらうことが、ご自身を守るいちばん確かな方法です。鍼灸はその代わりにはなりません。
検査で「異常なし」でも、つらさが続くとき
一方で、検査では大きな問題が見つからないのに、動悸や息苦しさが繰り返し出てくるという方も少なくありません。こうした場合、背景のひとつとして考えられるのが、自律神経のバランスの乱れや、ストレスの積み重ねです。
体が「緊張モード」のまま切り替わらない
自律神経には、活動するときに働く交感神経と、休むときに働く副交感神経があります。忙しさや気がかりなことが続くと、交感神経が優位な状態が長引き、体が常に身構えたような「緊張モード」になりやすいといわれています。
呼吸の浅さと、胸・首まわりのこわばり
緊張が続くと呼吸が浅く速くなり、胸や首、肩まわりの筋肉もこわばりがちです。こうした状態が重なると、ちょっとしたきっかけでも心臓の拍動を強く意識しやすくなります。そして「またドキドキしたらどうしよう」という不安が、さらに体を緊張させる――そんなループに入ってしまう方もいらっしゃいます。急な動悸と息苦しさの関係については、急な動悸・息苦しさと自律神経・呼吸の関係を解説した記事でも詳しく触れています。
日常でできる小さな工夫
ドキドキを感じたときは、まず「吐く息」を長めにすることを意識してみてください。吸うことより吐くことに意識を向けると、体が休む方向へ切り替わる手助けになるといわれています。また、肩をすくめてストンと落とす、首をゆっくり回すなど、胸や首まわりの力を抜く動きも取り入れやすい方法です。
寝る前のスマホを少し早めに切り上げる、カフェインを摂る量や時間を見直すといった生活リズムの工夫も、緊張が続きやすい方には試していただきたいことです。どれも完璧にこなす必要はなく、できそうなものをひとつ選ぶくらいで十分です。
山岡鍼灸院で大切にしていること
山岡鍼灸院では、胸や首のこわばり、呼吸の浅さ、生活リズムなどを含めて、その方の体の状態をていねいに確認しながら施術を進めます。整動鍼®で少ない鍼で対応し、手技やお灸も組み合わせながら、体が休む状態へ切り替わりやすいようお手伝いすることを目指しています。
臨床歴7年・延べ10,000件超の中でも、「心臓は大丈夫と言われたけれど、なんとなく不安が残る」という声は何度も耳にしてきました。不安が続くと、日々の暮らしそのものを楽しみにくくなってしまいます。自律神経の乱れによる不調全般については自律神経の不調のページ、不安感や発作的な症状についてはパニック症状・不安感のページもあわせて参考にしてください。
「少し相談してみたいな」と思ったときに、思い出していただけたらうれしいです。無理のないタイミングで、どうぞお気軽にご連絡ください。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
元記事:noteで読む
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。

