出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。
「施術の前って、ごはんは普通に食べてきていいんですか?」「お腹が空いたままでも大丈夫?」――ご予約の際や初めて来られた方から、こうしたご質問をよくいただきます。せっかく時間をつくって受けるのだから、できるだけ心地よく過ごしたい。そう考えてくださる方ほど、食事のタイミングが気になるようです。
結論からお伝えすると、鍼灸を受ける日に厳しい食事制限はありません。ただ、いくつかのポイントを意識していただくと、施術中も施術後もより安心してお過ごしいただけます。
施術の前に気をつけたいこと
食べすぎ・空腹すぎの両方を避ける
施術の直前におなかいっぱい食べると、消化のために胃腸がフル稼働している状態になります。うつ伏せや横向きの姿勢でおなかが圧迫され、苦しく感じる方もいらっしゃいます。
反対に、何も食べずに空腹のまま来られると、血糖値が下がってフラッとしたり、気分が悪くなったりすることがあります。特に、もともと胃腸がデリケートな方や、緊張しやすい方は注意が必要です。
目安は「1〜2時間前に軽めの食事」
おすすめは、施術の1〜2時間前までに、腹八分目より少し控えめの食事を済ませておくことです。おにぎりやスープ、うどんなど、消化にやさしいものなら負担も少なく済みます。お仕事の合間などで時間が取れない場合は、バナナや飲み物などで軽く補っておくだけでも違います。
胃の重さや食後の不快感が続きやすい方は、機能性ディスペプシア(胃もたれ・胃の不快感)のページもあわせてご覧ください。
施術のあとに気をつけたいこと
鍼灸のあとは、血流がめぐりやすくなり、自律神経がリラックス側に傾きやすい状態になるといわれています。体が「休んで回復するモード」に入りやすい時間ともいえます。
そのため、施術当日は次のようなものをできる範囲で控えめにしていただくと、より快適に過ごしやすくなります。
- 脂っこい食事や、量の多い食事(暴飲暴食)
- アルコール類
- 冷たい飲み物のがぶ飲み
まったく口にしてはいけない、というわけではありません。会食などの予定がある日は、量をいつもより少し控えめにする、温かい汁物を一品加えるなど、無理のない工夫で十分です。
施術後の時間は「体を整える時間」
また、施術後は水分を少しずつこまめにとっていただくのもおすすめです。一度にたくさん飲むより、常温の水や白湯をコップ半分ずつ、のどが渇く前に口にするくらいが目安です。食事についても、翌日からは普段どおりで構いません。体の声に耳を傾けながら、いつものペースに戻していきましょう。
施術を受けた日は、できればゆったりと過ごしていただくのが理想的です。ぬるめのお風呂に入る、早めに休むといった小さな意識でも、体の感じ方が変わってくることがあります。
自律神経の乱れによる不調が続いている方は、自律神経の不調についてのページ、おなかの張りや便通の乱れが気になる方は過敏性腸症候群(IBS)のページも参考にしてみてください。
迷ったときは、気軽にご相談ください
「仕事帰りで食事の時間が読めない」「食後すぐしか空いていない」など、事情は人それぞれです。ご予約のときに一言いただければ、時間帯の調整や施術中の姿勢の工夫など、できる範囲で対応いたします。
当院では、胃腸や自律神経の不調に向き合いながら、整動鍼®で少ない鍼での施術を行っています。食事のことに限らず、施術にまつわる小さな疑問も、どうぞ遠慮なくお聞かせください。
「こんなこと聞いてもいいのかな」と思うような質問ほど、実は多くの方が同じように気になっていることが少なくありません。こうした疑問に一つずつお答えしていくことも、安心して施術を受けていただくための大切な準備だと考えています。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
