出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。春先になると、鼻水やくしゃみ、目のかゆみが続いて「今年もこの季節が来たか…」と気が重くなる方は多いのではないでしょうか。
薬で症状が落ち着く方がいる一方で、「眠気やだるさが出て仕事に集中しにくい」「毎年のことなので、薬以外にもできることを知りたい」というご相談もよくいただきます。今回は、花粉症の季節に鍼灸がどんな形でお手伝いできるのかを、できるだけわかりやすくお話しします。
花粉症のつらさは「鼻と目」だけの問題ではない
花粉症というと鼻や目の症状に目が向きがちですが、実際には次のような「なんとなくの不調」が重なっている方も少なくありません。
- 頭がぼんやりして、考えがまとまらない
- 目が充血したり、顔がほてったりする
- 鼻がつまって息苦しく、夜もぐっすり眠れない
- 食欲が落ちる、お腹の調子がいまひとつ
鼻づまりで眠りが浅くなると、日中のだるさや集中しにくさにつながります。こうした流れの背景には、体の緊張や自律神経のバランスの乱れが関わっていることもあるといわれています。
鍼灸ではどんなアプローチをするのか
顔まわりや首・肩の緊張をゆるめる
鼻づまりや目の疲れが続くと、顔まわりや首・肩に力が入りっぱなしになりがちです。当院では整動鍼®の考え方をもとに、少ない鍼でこわばりをゆるめ、呼吸がしやすい状態を目指していきます。
巡りを意識して、重だるさに向き合う
顔や頭の重さ、むくんだような感覚がある方には、体全体の巡りを意識した施術を行います。症状そのものを「止める」ものではありませんが、体が楽に感じられる時間が増えることが期待できます。
自律神経のバランスを整える
のぼせやほてり、寝つきの悪さが気になる方は、自律神経の切り替えがうまくいっていないこともあります。自律神経と体の不調の関係については自律神経の不調についてのページでも詳しくまとめています。頭の重さが続く方は頭痛のページもあわせてご覧ください。
体の「土台」から見直すという考え方
花粉症の季節のつらさは、外からの刺激だけでなく、その時の体のコンディションによって感じ方が変わることもあります。睡眠不足や疲れがたまっている時期ほど、症状が重く感じられるという方もいらっしゃいます。
そのため当院では、鼻や目だけでなく、生活リズムや疲れのたまり具合、胃腸やお腹の状態といった背景もあわせてお話をうかがいます。腸内環境と免疫の関係については、花粉症と腸内環境についての記事でも取り上げていますので、気になる方は読んでみてください。胃の重さが続く方は機能性ディスペプシアのページも参考になります。
花粉症の季節に意識したい、日々の小さな工夫
施術とあわせて、毎日の過ごし方を少し見直すことも体の助けになります。どれも「できる日だけ」で大丈夫です。
- 寝る前のスマホ時間を少し短くして、睡眠の時間を確保する
- 温かい飲み物や湯船で体を温め、首や肩の力を抜く時間をつくる
- 食事は胃腸に負担の少ないものを中心に、よく噛んでゆっくり食べる
- 外出から戻ったら顔を洗い、服についた花粉を払う
「全部やらなきゃ」と思うと続きません。ひとつでも取り入れられたら十分です。
薬と鍼灸は「どちらか」ではなく「組み合わせ」
鍼灸を受けるからといって、お薬をやめる必要はありません。処方されているお薬がある方は、医師の指示を優先しながら、体のコンディションを整える手段のひとつとして鍼灸を取り入れていただくのが安心です。
「何を試してもつらい」「薬以外の方法も知っておきたい」と感じている方は、まずはお話を聞かせていただくだけでもかまいません。無理のない範囲で、気になったときに思い出していただければうれしいです。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。

