こんにちは。出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬です。長いゴールデンウィークが終わり、「会社に行きたくない」「朝、布団から出られない」「なぜか胸がザワザワする」と感じていませんか。それは気合いの問題ではなく、春の体が出している立派なサインかもしれません。
東洋医学では、5月病は「肝(かん)」の働きが乱れたときに出やすい状態だと考えます。今日はその仕組みと、GW後半3日間でできる整え方を解説します。
東洋医学からみた春は「肝」の季節
東洋医学でいう「肝」は、西洋医学の肝臓よりずっと広い役割を担っています。とくに次の4つは、自律神経との関わりがとても深い働きです。
- 気と血の流れをスムーズに保つ
- 自律神経のバランスを整える
- 感情を安定させる
- 体内の解毒・代謝を助ける
春は「変化の季節」。新生活、気温差、花粉、人間関係の緊張など、肝にとって負担が一気に増えます。GW中に生活リズムまで乱れると、肝がさらにオーバーワークになり、連休明けに「ガクッ」と崩れる——これが、東洋医学からみた5月病の正体です。胃腸と自律神経のつながりについては自律神経の不調ページもあわせてご覧ください。
要注意!5月病の初期サイン7つ
気のせいで済ませないために、まずは今のあなたの体をやさしくチェックしてみてください。
- 朝、布団から出るのがいつもより重い
- 仕事や予定を考えると胸がザワザワする
- 食欲が極端にない、または止まらない
- 集中力が続かず、ぼんやりしてしまう
- 寝つき・寝起きが悪い、夜中に目が覚める
- ちょっとしたことでイライラ、涙もろい
- 肩こり・頭痛がいつもよりつらい
3つ以上当てはまる方は、肝が悲鳴を上げ始めているサインかもしれません。とくに頭痛・めまいが強く出る方は、頭痛の解説ページやめまいの解説ページもご覧ください。
GW中の過ごし方が5月病のリスクを決めている
連休だからとつい繰り返してしまう、肝に負担をかける4つの行動があります。
- 朝寝坊と夜更かしで体内時計をずらす
- 食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸を酷使する
- 一日中座りっぱなしで気と血の流れを止める
- 連休後半まで予定を詰め込み、体を休ませない
どれもひとつなら大丈夫でも、重なるとGW明けの不調を一気に引き寄せてしまいます。
5月病を遠ざける、GW後半3日間のリセット術
1日目:体内リズムを戻す
- 起床は平日と同じか、遅くても+1時間まで
- 起きたらカーテンを開け、朝日をしっかり浴びる
- 朝・昼・夜の食事をだいたい同じ時間に食べる
2日目:胃腸をリセットする
- 食事量は「腹6〜7分目」を意識する
- アルコール・脂っこいもの・甘いものを控える
- 夕食は就寝の3時間前までに済ませる
3日目:気と血の流れを整える
- 30分ほどの散歩や、軽いストレッチを取り入れる
- ぬるめ(38〜40℃)のお風呂に15〜20分つかる
- スマホ・SNSの時間を意識的に減らす
「全部できなくても大丈夫」です。3日のうち2日できれば合格くらいの気持ちで、肝にやさしい時間を意識してあげてください。
それでも体が重いときは、鍼灸という選択肢
セルフケアを1週間続けても、胸のザワザワ・胃の重さ・強い倦怠感が抜けないとき、不安感や動悸が出てくるときは、自律神経の乱れが深くなっている可能性があります。「気分の落ち込みが続く」「人と会うのがしんどい」と感じる方は、パニック・不安感のページもご参考ください。
当院では、整動鍼®と腹診を組み合わせ、少ない鍼でお腹と自律神経をやさしく整えていきます。「ひとりで抱え込まない」ことも、立派なセルフケアのひとつです。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
