お腹が張る日が続く、便秘と下痢を繰り返す、トイレのあともスッキリしない。こうした状態が長く続くと、いつのまにか「自分は昔からこういう体質だから」と片づけてしまいがちです。出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が、腸の調子を振り返るためのセルフチェックと、その先の向き合い方を一般的な健康情報として解説します。
「いつものこと」になっているお腹の不調こそ振り返ってみる
お腹の調子は毎日変わるものですが、不調が数週間から数か月にわたって続いているなら、体からの何らかのサインかもしれません。まずは今の状態を言葉にしてみることが、自分の体を知る第一歩になります。
腸の調子をふり返る8つのセルフチェック
次の項目のうち、最近1か月で当てはまるものがいくつあるか数えてみてください。
- 1か月以上、便秘や下痢が続いている
- お腹が痛むことが多く、下痢を伴いやすい
- 便秘がちで、排便のときにお腹の痛みを感じる
- 硬くコロコロとした便が出ることが多い
- 便秘と下痢を繰り返す日が多い
- 排便のあともスッキリしない感じが残る
- お腹が張り、ガスが溜まりやすい
- 以前よりおならが頻繁に出るようになった
当てはまる数が多いほど、腸の働きに負担がかかっている可能性があります。ただし、これは病気を判定するものではありません。当てはまる項目が多い方、症状が長く続いている方は、自己判断で済ませず医療機関にご相談ください。とくに発熱、血便、体重の減少、夜間に目が覚めるほどの強い腹痛を伴う場合は、早めの受診が大切です。お腹の痛みや便通の変化が気になる方は、過敏性腸症候群(IBS)のページもあわせてご覧ください。
腸の不調が続くと、ほかの不調と重なることもあります
疲れやすさ・体調の揺らぎ
腸は体を守るしくみと関わりが深い場所といわれています。お腹の調子が整わない時期に、疲れが抜けにくい、体が重だるいと感じる方もいます。
気持ちの緊張や眠りとの関わり
腸は「第二の脳」と呼ばれることがあるほど、脳や自律神経と密に連絡を取り合っています。そのため、お腹の不調が続く時期は、気持ちが張りつめやすくなったり、眠りが浅いと感じたりすることもあります。反対に、緊張が続く時期にお腹の症状が強まることも少なくありません。自律神経の乱れについても参考にしてみてください。
食後の重さや胃の不快感
お腹の不調は腸だけにとどまらず、食後の胃の重さやみぞおちの不快感として感じられることもあります。胃のあたりの症状が中心にある方は、機能性ディスペプシアのページもご覧ください。
今日からできる、腸をいたわる3つの心がけ
1.食事の時間を整える
何を食べるかと同じくらい、どう食べるかも大切です。よく噛む、食事の時間をなるべく一定にする、寝る直前の食事を控えるなど、無理のない範囲から始めてみてください。発酵食品や食物繊維を取り入れる方法もありますが、合うものには個人差があります。
2.緊張をゆるめる時間をつくる
深呼吸を数回する、湯船で体を温める、短い散歩をするなど、ほんの数分でも構いません。忙しい日ほど、意識してひと息つく時間を確保してみましょう。
3.体の状態を記録しておく
痛みや張りの程度、便通、食事、眠れた時間、忙しかった出来事を一言メモしておくと、自分にとって負担になりやすい場面が見えてきます。受診や相談の際にも役立ちます。
まずは自分のお腹の状態を知ることから
当院では、胃腸や自律神経の不調に対して、お腹の状態を直接確かめる腹診と整動鍼®を用い、少ない鍼で全身のバランスから体を見ていきます。検査で大きな異常が見つからなかった場合でも、日々の過ごし方や心身の緊張をていねいに見直すことが、安心して過ごすヒントになることがあります。一人で抱え込まず、気になるサインは早めに共有してみてください。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
