はじめて鍼灸を受けられた方から、施術のあとによくいただくご質問があります。「このあと、どれくらいのペースで通えばいいんですか?」というものです。
とても大切なご質問です。ただ、この答えは一つに決まっているわけではなく、お一人おひとりで変わってきます。今回は出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が、通院ペースの考え方についてお話しします。
「正解の頻度」が一つに決まらない理由
通う間隔は、いまのおつらさの程度、症状が出はじめてからの期間、お仕事や家事の忙しさ、そして体の反応の出方によって変わります。同じお悩みの名前でも、体の状態や生活の背景が違えば、ちょうどよいペースも違ってきます。
ですので当院では、「この症状なら必ずこの頻度です」と決めつけることはしていません。変化の出方や必要な通院回数には個人差があり、1回での改善をお約束することもできません。
一般的な目安としての通院ペース
そのうえで、ご相談の際にお伝えしている大まかな目安をご紹介します。あくまで考え方の枠組みとしてご覧ください。
つらさが強いとき・症状が出はじめのとき
体の状態が変わりやすい時期のため、間隔をあまり空けずにご来院いただくことが多くなります。短い間隔で体の反応を確かめながら、方針を調整していきます。
つらさが落ち着いてきたとき
間隔を少しずつ広げていきます。ご自身で「このあたりで一度整えておきたい」と感じるタイミングが見えてくる時期でもあります。
体調管理・予防が目的の方
ご自身のペースで無理なく続けられる間隔をご相談しながら決めていきます。季節の変わり目や忙しい時期の前に、と利用される方もいらっしゃいます。
当院にご相談が多い過敏性腸症候群(IBS)や機能性ディスペプシア(FD)、自律神経の乱れによるお悩みは、体調の波がありながら少しずつ変化していくことが多いため、体の様子を確かめながらペースを見直していきます。
「続けられる形」を大切にしています
通院の目的は、がんばって通うことではなく、日々を楽に、心地よく過ごせるようになることだと考えています。無理をして予定を詰め込んだ結果、通うこと自体が負担になってしまっては本末転倒です。
そのため当院では、無理な継続のおすすめはしていません。回数券や継続のご案内も、体の状態とご希望に合わせてお伝えするだけで、押しつけることはありません。ご予算や生活のリズムも含めて、率直にご相談いただければと思います。
初回にお伝えしていること
初回は、お話を伺う時間・体の状態の確認・施術を含めて全体で約80分をいただいています。そのなかで腹診(お腹の状態を確かめる伝統の診かた)などから体の状態を確かめ、通院の間隔と見通しをできるだけわかりやすくご説明します。
その後も、施術直後の感覚だけでなく、食事や睡眠、外出時の困りごとがどう変わってきたかを一緒に確かめながら、ペースを見直していきます。変化が乏しい場合には、施術方針の見直しや医療機関へのご相談も含めてお伝えします。
初回の具体的な流れは「はじめての鍼灸、当日はどんな流れですか?」の記事にまとめています。料金は料金・メニューのページ、そのほかの疑問はよくある質問もあわせてご覧ください。
「どのくらい通えばいいのか」という不安は、遠慮なくお聞かせください。あなたにとってちょうどいいペースを、一緒に見つけていけたらうれしく思います。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
元記事:noteで読む
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
