「鍼灸って、結局どのくらい通えばいいんだろう」。はじめて来院される方の多くが、口にはされなくても心のどこかで気にされていることです。出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。
回数や期間が見えないまま通い始めるのは、誰にとっても不安なものです。お金のことも、仕事や家庭の予定のことも、考えることはたくさんあります。今回は「どのくらいの期間、どんなペースで」という全体像を、できるだけ具体的にお伝えします。
まずお伝えしたいこと:答えは一人ひとり違います
少しずるい答えに聞こえるかもしれませんが、通院の期間やペースは、いまのお体の状態と、どこを目指したいかによって変わります。「つらい波を少しでも小さくしたい」のか、「体質から整えて、ぶり返しにくい状態を目指したい」のかで、組み立て方がまったく違ってくるからです。
そのため当院では、初回にお話をうかがい、お体を確認したうえで、その方に合った目安をご提案するようにしています。
ひとつの目安は「効果が薄れる前に次の施術を」
施術を受けると、体はゆるみやすい、休みやすい状態へ向かうといわれています。ただ、長く続いてきた不調ほど、数日から1週間ほどで元のクセに戻ろうとすることがあります。
そこで大切にしているのが、「前回の施術の変化が薄れきる前に、次の施術を重ねる」という考え方です。坂道にボールを置いたとき、転がり落ちきる前にもう一度押し上げるほうが、少ない力で上へ運びやすい。イメージとしてはそれに近いものです。
はじめのうちは、間隔を詰めることが多い理由
通い始めの時期は、ある程度間隔を詰めてお越しいただくことをおすすめする場合があります。そのほうが、
- 体の変化を感じ取りやすい
- 変化の積み重ねがつながりやすいといわれている
- どの刺激が合うかを早めに見極めやすい
といった利点があるためです。変化が安定してきたら、少しずつ間隔をあけていく流れが一般的です。週ごとの具体的なペースについては通院ペースの考え方の記事で詳しくまとめています。
おなかや自律神経のお悩みは、少し長めの目安で
便秘・下痢・おなかのガスといった腸のトラブルや、眠りの浅さ・気分の波といった自律神経の乱れは、生活習慣や体質とも深く関わっています。こうした「体質に関わる不調」の場合、当院では3ヶ月程度をひとつの目安としてご提案することが多いです。
腸や神経のリズムは、昨日今日でできあがったものではありません。何ヶ月、何年とかけて積み重なってきたものだからこそ、整える側も季節ひとつ分くらいの時間をみておくと、焦らずに向き合いやすいと考えています。臨床歴7年・延べ10,000件超の施術のなかでも、この「焦らず、でも間をあけすぎない」ペースを大切にしてきました。
該当するお悩みがある方は、過敏性腸症候群(IBS)のページ、自律神経の乱れのページ、機能性ディスペプシアのページもあわせてご覧ください。
ペースは生活に合わせて、一緒に決めていきます
理想のペースがあっても、仕事の繁忙期や家庭の事情で通えない時期は誰にでもあります。当院では、ご予算や生活リズムをうかがったうえで、無理なく続けられる形を一緒に考えます。「この間隔だと難しい」「一度期間をあけたい」といったご相談も、遠慮なくお伝えください。
「1回でどのくらい変わるの?」という疑問をお持ちの方は、1回でよくなるかについての記事も参考になると思います。
通う期間の見通しが立つだけで、気持ちが少し軽くなる方も多くいらっしゃいます。気になったときに、またこのページを思い出していただければうれしいです。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
元記事:noteで読む
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
