「鍼のあとって、運動してもいいですか?」。ジムに通っていらっしゃる方や、日課のランニングを続けている方から、よくいただくご質問です。出雲市の山岡鍼灸院院長・古瀬が解説します。
お答えとしては「軽く体を動かすぶんには問題ありません。ただし、その日の追い込むような運動は控えていただくほうが無難です」となります。この記事では、施術のあとに体がどんな状態になっているのかと、運動との付き合い方の目安をまとめます。
施術のあとは、体が休むほうへ切り替わっている
鍼灸の施術を受けたあとは、血のめぐりが変わり、体が休むほうへ傾いている方が多くいらっしゃいます。施術室を出たあとに、ふっと力が抜けたような感覚や、軽い眠気が出る方も少なくありません。
これは体がどこかおかしくなったわけではなく、休息と回復のほうへ舵を切っている状態と考えられます。この時間帯をどう過ごすかで、その日から翌日にかけての体の軽さが変わってくることがあります。
この時間に追い込むと、だるさが出やすい
当日は「息が上がる運動」を一度お休みに
休もうとしている体に、いきなり負荷の高い運動を重ねると、翌日にだるさや疲労感として残ることがあります。当院では、施術当日のランニングや、限界まで追い込む筋力トレーニングは一度お休みいただくようにお伝えしています。
「せっかく体が変わりはじめているのに、もったいない」というのが正直なところです。運動そのものが悪いのではなく、重ねるタイミングの問題とお考えいただけるとよいかと思います。
散歩や軽いストレッチは、むしろおすすめ
一方で、体をまったく動かしてはいけないということではありません。夕方の散歩や、呼吸が乱れない程度の軽いストレッチであれば、心地よく過ごせる方が多いです。「気持ちいい」と感じる範囲でとどめる、というのがひとつの目安になります。
運動のあとの過ごし方も、入浴と考え方は共通しています。あわせて施術後の入浴のタイミングについての記事もご覧いただけます。
翌日以降は、いつも通りで構いません
控えていただきたいのは、基本的に施術当日のみです。翌日以降は、これまで通りの運動習慣に戻していただいて構いません。運動を長く休む必要はなく、むしろ続けられる範囲で体を動かしていただくほうが、日々の調子を保ちやすいといわれています。
胃腸や自律神経の不調がある方は、とくに無理をしない
もともと疲れが抜けにくい方や、自律神経の状態が不安定な方は、運動の負荷そのものが体にこたえやすい傾向があります。「動けるから大丈夫」と判断せず、その日の感覚を優先していただくほうが、結果として楽に過ごせることが多いです。
だるさや不眠、気分の落ち込みが気になる方は自律神経の乱れのページ、運動のたびにお腹がゆるくなるという方は過敏性腸症候群(IBS)のページ、食後に胃が重くなりやすい方は機能性ディスペプシアのページもあわせて参考にしてください。
「動かない時間」も、施術の一部として
山岡鍼灸院では、整動鍼®で少ない鍼で対応し、施術のあとをどう過ごすかまで含めてお話しするようにしています。臨床歴7年・延べ10,000件超のなかで、当日だけ少しゆるめて過ごした方のほうが、翌朝の体の軽さを感じやすいという印象を持っています。
体に起きた変化をゆっくり感じる時間も、施術の続きだとお考えください。運動の予定と施術の日程で迷ったときは、遠慮なくご相談いただければ、無理のない組み立てを一緒に考えます。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、効果には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
元記事:noteで読む
同じお悩みでお困りの方へ
出雲市の山岡鍼灸院では、胃腸・自律神経の不調に特化した整動鍼®施術を行っています。
